2008年度国際環境・ボランティア活動

ベトナムでの植樹活動の写真

 2008年度「国際環境・ボランティア活動」が4月11~18日に実施され、公募で選ばれた組合員16人と事務局4人が参加。ベトナム北部のソンラ省モックチャウ郡ドゥンサン・コミューンで植樹活動、文化交流などを行なった。

 この国際環境・ボランティア活動は、ベトナムでの植樹やホームステイなど、グローバルな視点で環境問題等を考え、組織・地域活動に生かすことを目的としている。

 本紙では、2回にわたって活動報告と参加者の感想等を紹介する。

参加者の感想はこちら

植樹・トイレ建設などベトナムで8日間の充実した活動

スローガン:”みんな”の笑顔が見たいから! 一緒に作ろう緑の森

 派遣前に2回の事前学習会を行ない、スローガン「“みんな”の笑顔が見たいから! 一緒に作ろう緑の森」を決定。

トイレの建設に現地のみなさんと汗を流す

 現地では、まずドゥンサン・コミューンを訪問し、村のリーダーから、ドゥンサン地域の特性や生活等についての説明を聞いた。また、地域の特産物である梅やスースー(ハヤトウリのような植物)の畑、観光資源として建設中の自然公園などを見学し、村の状況について理解を深めた。

 植樹活動は、山頂近くまで畑が続き、山肌の3分の2ほどが露出している山で行なわれた。山頂には、3年前に植えたマツが育っているが、このままでは山全体の保水力が弱く、土砂崩れを防ぐため、山道の両側に2メートル間隔でアカマツの苗木を植える計画。地域の青年団と協力して作業を進め、2日間で約2000本の植樹を行なうことができた。これからは、木が枯れないよう、近くの住民が手入れをし、継続的な活動で山に木を根づかせていく。

幼稚園で子供達と交流する様子

 ホームステイでは、2班に分かれ、2軒のタイ族の家に宿泊。それぞれの家の家庭料理をいただき、村の皆さんや長老と、身振り手振りを使い夜遅くまで語り合った。

 トイレ建設は、ドゥンサンのコミュニティセンターの敷地内で、地域の婦人会の皆さんとともにトイレ周辺の通路整備を中心に行なった。このトイレは地域の100軒ほどの家族も使用することから、衛生面向上の点でも非常に喜ばれた。

 合同文化祭では、村の皆さんとベトナム・日本の歌や踊りで交流した。また、幼稚園では、歌の披露や紙ひこうき、折り紙などで子供たちと遊び、中学校では、バレーボールやサッカーなどのスポーツ、相互の言葉の学習などを通じて、たくさんの子供たちと交流を図った。

 参加者は、植樹やトイレ建設、文化交流を通じ、グローバルな視点での認識を深め、8日間の活動を無事終了した。

植樹活動の様子や中学校で子供達と交流する様子

2008年度「国際環境・ボランティア活動」に参加して

流した汗、みんなの笑顔 より多くの人へ

団長◇熊澤 裕幸 (北海道総支部 事務局長)の写真
団長◇熊澤 裕幸
(北海道総支部
事務局長)

活動・交流で大きな“達成感”味わう

 今年の東日本本部「国際環境・ボランティア活動」は、公募の中から選ばれた個性豊かな16人が結集した。

 期待と不安が交錯する中で成田空港を出発。ハノイ空港から活動の地であるドゥンサン・コミューンへの道のりでは、正直、誰もが「とんでもない所に来てしまった」と感じたのではないだろうか。しかし、現地の皆さんと一緒に植樹活動や共同トイレ建設に汗を流し、幼稚園や中学校では子供たちの満面の笑みに触れ、ホームステイで一緒に食事を取り、言葉は通じないながらも文化祭ではお互いを誘い合い踊りの輪に加わる。そんな交流を通じながら、私たちの当初の“不安”は徐々に“喜び”へと変わり、やがて大きな“達成感”を味わうことができた。

 ほぼ計画どおりに活動を終了し、全員無事に帰国できた。参加者や関係者の皆さんに心から感謝を申し上げたい。

北海道総支部 札幌中央分会<br />
鎌田 恭平の写真
北海道総支部
札幌中央分会
鎌田 恭平

 はじめての海外ボランティアで不安を感じていたが、杞憂に終わった。植樹やトイレ建設で現地の皆さんと協力し目標をクリアした達成感や、幼稚園などの訪問を通じ地域の皆さんの温かさを十二分に感じた。合同文化祭で披露した踊りも絶賛。

 今回の活動で、日本人が忘れている『まぶしいほどに輝いている心』に触れ、自身の曇った心も晴れた気がした。今後は国外にも目を向けボランティア活動に従事したいと思うし、皆さんにも、ぜひ体験してほしい。

北海道総支部 札幌宮の森分会 永井 才子の写真
北海道総支部
札幌宮の森分会
永井 才子

 ボランティアに参加したことがなく、今回の活動の参加にあたり、第1に感じたことは“自分に何ができるか?”だった。

 活動を行なうにつれ、“自分にもできることがある”と分かり、不安は解消。植樹、トイレ建設、文化交流─など、現地の皆さんと一緒に活動し、共同作業の重要性や、言葉が通じなくても交流できることを学び、価値のある時間を過ごせた。

 今回の活動は、一生心に残る記憶となり、周りの人たちにも活動のすばらしさを伝えたい。

東北総支部 青森分会 小関 孝一の写真
東北総支部
青森分会
小関 孝一

 参加して本当に良かった。はじめに、ハノイと地方の地域格差に「どこが社会主義国?」と驚く。

 ドゥンサン自然公園に植樹した“アカマツ”は、荒地に根づきやすく、燃料として使用できる有効な国益樹である。また、幼稚園や文化交流会では浴衣姿で現地の皆さんと異文化交流が図られ、言葉不要の意思伝達ができたことは大きな収穫。

 ベトナムには、日本人が忘れた純な心がある。今度は、皆でもらいに行きたい。

東北総支部 宮城青葉分会 佐藤 哲朗の写真
東北総支部
宮城青葉分会
佐藤 哲朗

 身のまわりのエコ活動以外に何かできないか、と考えていた時に、今回の活動の企画を知り、迷わず応募した。

 植樹活動は、現地の青年団の協力のもと、2000本のアカマツを無事に植えた。現地の子供たちとの折り紙を通じた交流や、日本語とベトナム語の学習など、感動的な体験をした。

 日本との比較は難しいが、“人間として幸せな生活を送っているのはどちらか”と考えさせられた。活動に参加し、ボランティアの一歩を踏み出せた。

東北総支部 福島分会 大橋 一雄の写真
東北総支部
福島分会
大橋 一雄

 事前の2回の打ち合わせで、チームワークよろしく出発。植樹では、持ち込んだ鍬が威力を発揮し、30センチの穴を2メートルごとに造作なく掘り進み、現地の青年団に注目をあびる。幼稚園・中学校では折り紙・塗り絵・球技で、ふれあいを楽しみ、合同文化祭ではお互いの歌と踊りで、交流の輪を目いっぱい広げて分かち合った。

 この事実と感動を職場に伝え、自身の体力的にも良き刺激となり、生活の上でも自信を得ることができた。

北関東総支部 さいたま分会 森 裕子の写真
北関東総支部
さいたま分会
森 裕子

 植樹はベトナムの人たちとの共同作業で、山の急斜面に苗木を1本ずつ植えていく。暑い中での大変な作業だったが、植えたアカマツが大きく育ち、豊かな自然が残ることを願いたい。

 ホームステイでは、私たちを大歓迎。家族皆で用意してくれた“もてなし料理”は、どれもすばらしく、おいしさに感動。

 今回のボランティアを通して出会った人たちの温かさ、子供たちのはつらつとした笑顔や素直な心は、いつまでも私の心に残ると思う。

東関東総支部 水戸分会 根矢 和弘の写真
東関東総支部
水戸分会
根矢 和弘

 現地では、想像以上に文化・生活水準・環境の違いを感じ、あらためて自分自身の生活や環境問題等について考え直すとともに、活動の意義を考えさせられた。

 ホームステイでは、私たちを大歓迎。家族皆で用意してくれた“もてなし料理”は、どれもすばらしく、おいしさに感動。

 短い期間だったが、現地の人々と一緒に汗を流し・遊び・笑い・文化交流等ができたことや、参加者全員で最後まで一致団結し行動したことは、貴重な体験であり大切な思い出となった。体験し学んだことを、より多くの人に伝え、今後の活動に生かしていきたい。

上信越総支部 新潟分会 山越 明子の写真
上信越総支部
新潟分会
山越 明子

 赤い粘土質の土と格闘しながらの2000本の植樹活動、体力勝負だったトイレ建設。ともに汗を流し、友好を深めながら自然を守る大切さを共有することが、私たちの活動がめざす、真のボランティアなのだろう。

 現地の子供たちとの交流では、目を輝かせた子供たちの笑顔に、“人間としての幸せ”とは何かを考えさせられた。

 同じ地球の上に暮らす人間同士、「地球を大事に!」を心に、小さいながらも友好関係が築けた気がする。

副団長◇杉山 元(東日本本部組織部長)の写真
副団長◇杉山 元
(東日本本部
組織部長)

社会貢献活動への“きっかけ”に

 さまざまな不安の中、ベトナムへ出発した。今回の活動は、①アカマツ2000本の植樹②トイレ建設③ベトナムの文化・生活(ホームステイ)を体験する中から日本を再認識する─などが目的。

 ハノイからバスで6時間のドゥンサン・コミューンでの活動。ベトナムは南国という印象から、「暑い中での植樹・トイレ建設は大変」と思っていたが、海抜 850メートルということもあり、私の出身地の北海道のような涼しい環境で作業ができ、当初の目標を達成することができた。

 活動を通じ、参加者全員が、文化交流や共同作業から、「言葉が通じなくても心で通じあえる」「家族の絆と父の威厳、人への優しさ」を実感する等、社会貢献活動参加への“きっかけ”づくりができたのではないだろうか。

 協力をいただいたNPO、現地の皆さんに感謝したい。

東京総支部 ME錦糸町分会<br />
岩本 進也の写真
東京総支部
ME錦糸町分会
岩本 進也

 今後、日本の良きパートナーとなるであろうベトナムとはどういう国か、そして、彼らはどのような支援を望んでいるのかを知りたくて参加した。

 活動中は、現地の皆さんに本当に良くしていただいた。これまでの東日本本部のボランティア活動が、本当に現地の皆さんに喜ばれる活動をしてきたことの成果だと思う。

 今後も活発に活動が行なわれることを希望する。そして、1人でも多くの組合員に参加してもらいたい。

東京総支部 多摩東分会 木村 良夫の写真
東京総支部
多摩東分会
木村 良夫

 ベトナムのすばらしい自然と現地の人たちと出会い、生き生きとした経験ができたことに感謝!

 植樹活動や交流を通じ、少しはベトナムを理解できたように思う。短いボランティア期間にもかかわらず、現地の皆さんに大変喜ばれ、やりがいのある日々を送ることができた。

 植樹したマツがいつの日か巨木となり、現地の人々に役立つことを願う。皆さんもぜひ、この活動に参加し、有意義な経験をしてはいかがでしょうか。

東京総支部 山梨分会 野木 増美の写真
東京総支部
山梨分会
野木 増美

 植樹活動では、現地の青年団と一緒の作業の中で、アカマツ2000本を植え終えたとき、お互いの汗と笑顔と達成感に、言葉を超えた人間としてのステキな温かさを感じた。

 また、各訪問先での交流では無垢な人間性を感じ、すがすがしい気持ちでいっぱいだった。

 この国には、先進国の日本が忘れてしまった何かを感じた。この1週間の体験は、私にとって大切な宝物となった。そして、この活動をもっと多くの皆さんに体験してほしい。

神奈川総支部 神奈川BAY分会 小林 憲一の写真
神奈川総支部
神奈川BAY分会
小林 憲一

 ハノイからバスで北東に200㎞ほど離れた活動地域まで移動する車窓からは、山々の頂き近くまで開墾された畑地が広がり、森林の減少を目の当たりにした。地元の青年団の皆さんと、山の保水力を高め、自然環境を取り戻すための植樹ができたことは、とてもうれしい。

 東日本本部の環境ボランティア活動は、世界に誇れる活動! この貴重な体験を、私のかかわっているボランティア活動の仲間、職場の仲間たちに伝え、ボランティアの輪を広げたい。

神奈川総支部 横浜みなと分会 鈴木 啓道の写真
神奈川総支部
横浜みなと分会
鈴木 啓道

 大変な所に来てしまった、という第一印象。だが、訪問した幼稚園の園児たちの笑顔のかわいらしさに“限りない無限の活力”を感じた。また、植樹したマツの苗木2000本が、灌漑・保水機能として森林を守り、地元の皆さんの憩いの場となることを期待したい。トイレ建設も、完成まではいかなかったが、少しでも地元の皆さんのお手伝いができたと思う。

 今後も、現地の要望をふまえながら、このボランティア活動を継続できれば良いと思う。

東日本本社総支部 関東病院分会 園田 智彦の写真
東日本本社総支部
関東病院分会
園田 智彦

 ボランティア活動は、行なう側と受ける側の意識が一致することで成り立つことを学んだ。

 全員が熱意を持って参加し、活動の成功のために意見を出し合い、現地の皆さんに対し真摯な姿勢で臨んだことが、活動を成功に導いたのだと思う。

 現地の皆さんも活動の意義を理解、彼らの協力なくして、この活動はなし得なかった。

 今回の活動は、私に多くの学びを与えてくれた。今後、多くのボランティア活動に参加していきたい。

東日本本社総支部 NTTテレコン分会 佐々木 寛人の写真
東日本本社総支部
NTTテレコン分会
佐々木 寛人

 今回の活動では、学校訪問、トイレ建設、植樹活動など、さまざまな取り組みを短い期間で行ない、非常に密度の高い時間を過ごすことができた。

 全員が熱意を持って参加し、活動の成功のために意見を出し合い、現地の皆さんに対し真摯な姿勢で臨んだことが、活動を成功に導いたのだと思う。

 私たちの活動が、日本とベトナムの友好を育む一助となれば幸甚である。

東日本本社総支部 本社スタッフ分会 松岡 理絵の写真
東日本本社総支部
本社スタッフ分会
松岡 理絵

 はじめは言葉が通じず戸惑っていたが、苗木を植え、一緒に汗を流す間に、徐々に身振り手振りで言いたいことを伝えることができるようになった。

 ドゥンサンのお祭りで、ベトナムの人たちが日本の浴衣にとても興味を持ってくれたこと、歌に合わせて踊り、ハグをしあったことは一生忘れない。

 ベトナムは、悲惨な戦争が行なわれた地。植樹等の活動を通じ、国間交流に貢献し、今後、悲惨な戦争が起こらないような世界になれば良いと思った。

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