
「心とこころ」がふれあった8日間
2007年度「FRIEND21」が5月17~24日に実施され、公募で選ばれた組合員11人と事務局6人の17人が、タイでのボランティア活動などに取り組んだ。
現地ではまずタイの首都バンコクの「バン・ノンプータン身体障がい児ホーム」を訪問。『モーニング娘。』の「恋愛レボリューション21」の踊りを披露するとともに、折り紙、お面づくり、昼食の介添え、サイアムオーシャンワールド(水族館)の見学などを通じて子供たちと交流した。
タイ北部チェンライでは、NGO・ラックスタイ財団の協力の下、パヤオ県ファイ・カオ・カム村を訪問。エイズ孤児が多い村でホームステイを行ない、エイズ被害の現状や現地の文化を学んだ。教育支援活動では、小学校にバイオガスタンクを建築し寄贈。バイオガスタンクは家畜のふんを利用してメタンガスを発生させる装置で小学校の給食の調理などに利用される。
また「文具品収集ボランティア」で組合員の皆さんから集めた多数の鉛筆、クレヨン・消しゴムなどを、障がい児ホームや小学校へ寄贈した。
参加者は八日間の活動を通じて、言葉の壁を越えた「心とこころ」がふれあうボランティア活動を経験、それぞれが今後へ生かしていくことを誓い合った。団長の感想は別掲で紹介、参加者の感想は後日、本紙に掲載する。
体験を多くの人に伝えて

8日間の日程を無事に過ごせたことは何物にも替え難いことで、参加者・関係者に心から感謝申し上げたい。
参加者は活動目的を理解して主体的に取り組み、参加者同士の連携も日に日に深まり、目的達成への「熱い想い」を感じた。
活動の基本「心とこころをつなぐ」「地球規模における共存共生」は、障がい児ホームでの子供たちとのふれあい、ファイ・カオ・カム村の人々とホームステイによる交流、教育支援活動のバイオガスタンクの建築・寄贈などによって所期の目的は達成したと判断する。
特にバイオガスタンク建築は、危機的状況にある地球の自然環境を守るため、35度を超える強い日差しの中、「自分ができること」を率先して行ない完成できた。参加者の達成感に満ちた表情は忘れられない。
実際に体験した8日間の活動を一人ひとりが受けとめ、地域・職場で一人でも多くの人に伝えることを参加者に要請する。
2007年度 「FRIEND21」
「心とこころ」がふれあった8日間

タイの子供たちと接して一番に感じたことは、日本の子供の感覚と何ら変わりないことでした。身近にある輪ゴムを飛ばして遊んだり、ぬり絵や折り紙を一生懸命作ったりする姿は、日本の子供と一緒だった。しかし、エイズで親を亡くしたり偏見で親に捨てられた子供たちは、甘えやわがままを表に出すことが少なく、食べ物や遊び道具を譲り合いながら生活していた。親がいなかったり、障害を持って生まれた子供たちの純粋な笑顔は胸を打つものがあった。
仕事や生活に追われている私にとって、何が幸せなのかを考えさせられる経験となった。今回、参加して得た貴重な経験やタイのボランティア活動の素晴らしさをより多くの組合員へ伝えたい。

個人的には「ボランティアということを意識しすぎず、とにかく自分で歩いて観て聞いて、全身で感じ考えたい」という思いを持って向かった。現地での活動を通して、「生きる」こと「幸せ」ということを考えるきっかけにもなり、日本とは異なる環境に身を置いたことで、いったん立ち止まり、あらためて自分自身や、本当の豊かさについて見つめ直す時間になった。
この活動に参加できたことは、これからの人生の一つの宝物だ。活動中にもらったたくさんの笑顔や思いやりを、私もみんなに返していきたい。環境問題やボランティア活動など身近なところから積極的に参加していきたいと思う。そして、地球みんなが“笑顔”になれる方法を考えていきたい。

今回の活動を通して、さまざまな出会いや経験をすることができた。参加する前はボランティア活動が未経験であったことや異国の地ということで不安と緊張があったが、非常に有意義に過ごすことができ「自分の成長につながった」と感じてる。ボランティアを通じて人と人との心のふれあいを体感し、「言葉の違いや障害があっても互いの思いは伝わる」のだと実感した。
また、自分の中にあったボランティアや障害を持った人への考え方が変わり、助け合いの精神の大切さを学んだ。そして、この活動を共にやりとげた「FRIEND21」というかけがえのない仲間に出会えたことは大きな財産だ。

初対面の相手に対してあまり積極的であるとはいえない。そんな自分の性格から、当初は子供たちの中に入っていけるかという不安があったが、すぐに霧散した。訪問した障がい児の施設やホームステイ先の村でも、子供たちは私を受け入れてくれる姿勢があり本当に嬉しく感じた。明るい笑顔で自ら積極的にぶつかってきてくれる子供たちに応え、私も笑顔で、どちらが子どもなのか分からないくらい一緒に遊んだ。
ボランティアとして何かを成そうというより、「現地の子供たちの暮らしや気持ちにふれたい」という思いで参加した。それはあながち間違いでなかった。自らコミュニティの中に入って体験すること、交流を通じて気持ちを感じとることの大切さを学んだ。それが人を理解し「求めるもの」を知るきっかけとなる。ボランティアとして問題を抱える人に手を差し伸べるための第一歩ではないかと考えている。

子供たちへ「言葉も分からず、どのように接すればよいのか」と迷っていたが、最初のコンタクトですべて吹き飛んだ。身振り手振りで十分気持ちが伝わり、迷っていたのは自分だったと感じた。また、タイ全体が障がい者に対して、何の隔たりもなく接している場面に遭遇し、国としての意識の高さを感じた。
ホームステイ先は温かく迎えてくれ、生活に便利なものがなくても何の不自由さもなく、いつも笑顔で接してくれるなど現地の生活を肌で感じた。
小学校でのバイオガスタンクの建設作業を通じ、子供たちの教育に役立つ姿や、今後の使用状況を見守っていきたいと思うとともに、私たちも身近な環境を考えていかなくてと感じた。
今回の活動で感じたこと、伝えたいことを身近なところから伝えたい。一緒に活動を共にした仲間は一生の宝物だ。

バンコクの障がい者施設とチェンライのエイズ孤児の村でボランティア活動等を行なった。特にバンコクの障がい者施設では食事の介助や、手足を失った子供たちに折り紙を教えたり、一生懸命に覚えた日本の踊りを披露するなど「心とこころの交流」を行ない、子供たちから本当に大切なものを教えてもらった。
目の見えない子供たちが、隣で腕を掴んで離れなかったり、どんな思いで子供たちが接していたのか今でも脳裏から離れず瞼を閉じると浮かんでくる。「FRIEND21」に参加し、「心とこころのふれあい」の大切さをあらためて再認識することができ、本当に大切なものを教えてもらった。今後は、チャリティーに応募したり、ボランティア活動へ参加していきたい。

「FRIEND21」に参加したきっかけは、frege最後の年に、以前より大変興味のあった国際ボランティア活動を通じて、自分がどれだけ出来るか?何ができるのか?という、自分を試し、挑戦してみよう!という気持ちから参加した。
実際に目で見て、肌で感じることにより、多くのことを得られた。まず「子供たちの笑顔」だ。障害があっても、孤児であっても、何の曇りもない純粋な笑顔に感動した。言葉は通じなくても笑顔で会話ができた。
また、「一つのことを成し遂げよう」とみんなで協力し、笑顔が絶えない仲間を得ることができた。この活動で大きく感じたことは、『出会いの数だけ笑顔が生まれ、笑顔の数だけ幸せを分け合える』ことだ。

はじめは「自分に何かできるのか?」と不安だったが、子供たちのまっすぐな瞳と笑顔を見て不安が薄れた。
障がい者施設での子供たちとの交流を通じて、心を開いて人に接することや周りに感謝して過ごすことの大切さを教えてもらった。折り紙で鶴の折り方を教えると「僕には返せる物は何もないから」とマジックで指に指輪の絵を描いてプレゼントしてくれたり、視覚・聴覚障害があっても舞台の上で私達に何かしてあげたい一心で踊りや歌を披露してくれた子供たちに胸が熱くなった。
ホームステイでは、貧困・高齢化・HIV感染に関わる教育・医療の問題を抱えながらも前向きにたくましく生きる村の人たちと過ごし、村が一つの家族の様になり生活している現実を目のあたりにし、忘れかけていた何かを思い出させてもらった。

とても有意義な8日間であった。何不自由なく生きている自分が社会とどう関わっていくのか、豊かな日本で生きている自分には何ができるのだろうと自問し、考えさせられる経験であった。
タイの人たちは子供も大人も、みな優しく僕らを迎えてくれた。コミュニティ(共同体)で生きているという感覚をすごく感じた。「社会問題があればみんなで考えよう」「困っている人がいればみんなで解決していこう」とタイの人々はそのコミュニティに僕らを迎えいれ、共同体であるからこその「心と心のふれあい」を感じた活動できた。ボランティア活動で、言葉は通じないけれど「ありがとう」という気持ちをたくさん受け取った。本当は僕が伝えたい言葉が「ありがとう」だ。

ボランティア活動等をしたことのない私にとって、今回「FRIEND21」に参加するということは、とても勇気のいることだった。
さまざまな心配、不安、ボランティアとは?など考え出したらきりがない程緊張の日々だったが、実際に参加してみんなで活動していく中で不安は消えていった。また、障がい児ホームの子供たちや村の人たちの笑顔に勇気や感動をもらい、一緒に何かをする楽しさ、作り上げる達成感などを存分に味わえ、本当に良い経験になった。
言葉は通じなくても通じ合える事ができ、これが目標であった「心とこころのふれあい」だと実感した8日間であった。
この経験を生かし、これからは自分が出来ることを少しずつでも実践し伝えていきたい。

障がい者児童施設やHIV孤児施設への訪問、タイ北部の小学校での教育支援活動に向けたバイオガスタンク建設等の活動を通じて「ボランティアとは何か」「循環型社会に向けて個人で取り組めることは何か」等、日常では強く意識しない問いを突きつけられた。物ごとを実際に体験するというインパクトもさることながら、一連の活動から私たちを取り巻く社会問題は人に起因しており、人によってのみ解決が図れるという事実を学んだ。
さまざまな形で行われたコミュニケーションから、「人は心と心がふれあった時に暖かい気持ちになると同時に、優しくも強くもなれる」ことを感じた。今後は「FRIEND21」で知り合った仲間と共に社会問題に取り組んでいきたい。