NTT労組新聞 東日本本部版
主張
2014年3月29日
最善尽くした2014春闘  次の闘いへつなげる総括を

労働条件の「底上げ・底支え」を合言葉に、7年ぶりの月例賃金改善要求を掲げて闘った2014春闘。非正規の賃金改善ができなかったことなど、原要求からすると不満は残るが、東日本本部の役割だった特別手当要求の満額決着を含め、組合員の期待にかろうじて応え得る妥結結果だと判断する。組織的な総括論議はこれからだが、今次春闘を次へのステップとするためにも、論議の土台となる認識を共有したい。

まず、冷静に考えたいのは、多岐にわたる要求と妥結結果の乖離についてだ。相手のいる交渉事である以上、妥協点を見いだすことは必然だ。ゼロか百かの選択肢は無謀であり、結果として乖離は避け難い。総括の視点は「乖離」ではなく、どういう営みの中で導き出した「結果」で、それが「組合員利益」にどうかなうのかということだ。

私たちの要求は、組合員の生活安定を第一義に、社会の動向や事業環境、会社財務などを多角的に分析し、相応の理論的裏づけを持って組み立てたもの。これを会社にぶつけ、労使が熱い議論を闘わせた。

最善を尽くし、組合員利益にかなう結果を導き出したと判断するが、組合員の付託を受けた交渉当事者の認識を、総括論議で深掘りしてほしい。

(大泉)

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