

最近、旧日本海軍の主力戦闘機「零戦」誕生にまつわる本を読んだ◆設計にあたり、ネジ1本まで徹底的に軽量化を図った話は有名だ。当然、運動能力を最優先した結果、防御はほぼ皆無の稀有な戦闘機となった。一方、米軍機は搭乗員の生命維持を優先した設計だったそうだ◆人・資源に乏しい日本が使い捨てに近い方針を取り、圧倒的物量を有する米軍が温存方針だったことは興味深い。当時の教育を含めた哲学の違いなのだろうか◆まもなく「沖縄ピースすてーじ」の時期。戦争の傷跡を風化させない大事な取り組みの1つだ。「技術で勝負」は昔も今も変わらない日本人の伝統。しかし、2度と間違った「哲学」を尊重する社会をつくってはならない。(教)