NTT労組新聞 東日本本部版
主張
2010年5月22日
報道のあり方を問う マスメディアはブレていないか?

鳩山政権の支持率低下が止まらない。旧政権時代のモノサシである「危険水域」に到達。“鳩山・小沢辞めろ”の声は70%を超えた。政党支持率も民主と自民が逆転。的外れな批判も含め政権バッシングの嵐だ。ほとんどのメディアが、政権と政党の支持率に加え、鳩山・小沢の辞任の是非を問い、朝から晩までバラエティー風アレンジで情報をばらまく。統計学的な判断はさておき、電話で自動音声装置に答えた1000人たらずの声を、世論のマジョリティーとして大々的に喧伝して良いのか。

マスメディアには単なる中立性ではなく、民主主義を擁護し、かつ育てる観点でのジャーナリズム精神を強く期待する。残念ながら現状は憂うばかり。そこには、小泉政権と一緒になって劇場型選挙を演出し、市場原理主義による格差社会を築いてしまった過去の反省はまったく見られない。

『マニフェスト』に基づき政策遂行しようとしたら「至上主義」と批判し、見直しを表明しようものなら「公約違反」と攻撃。普天間基地問題も、自らの立ち位置を明らかにせず、抑止力と負担軽減を使い分けては、政権批判を繰り返す。

これでは批判が自己目的化しているも同然だ。マスメディアの報道姿勢こそブレているのでは。

(大泉)

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