

依然として失業率は高く、就職先未定の高校・大学生が10万人以上という現実だからか、この時期、新入社員とおぼしき若者を見かけると、「ホントに良かったなぁ」と声をかけ、肩を叩きたい衝動に駆られる。
NTT東日本グループにも、今年度、600人ほどの新たな仲間が入社し、私たちもウエルカムレクチャーでNTT労組への加入を呼びかけた。新卒社員の離職率の高さを“七・五・三”と揶揄するようになって久しいが、せっかくつかんだ“職場と仕事と仲間”を失うことのないよう心から願う。
さて、そんな新社会人の皆さんに望みたいことがある。それは、自分の中だけ、企業の中だけの価値観で物事を判断するのではなく、世の中という枠組み、社会との関わりを意識し、社会の構成員としての価値判断を心がけてほしいこと。
ともすれば、現状に安住し、とても狭い範囲の常識を尺度に価値判断を繰り返してしまう。自分たちの常識が社会の非常識であることに気がつかず、個人や企業が引き起こす反社会的なトラブルは少なくない。
社会の中の自分、自分が働く企業の存在と社会的役割、そして責任。これを常に自問しつつ努力することが“社会人力”を高めることに通じる。
(大泉)