


東日本本部・柴田事務局長
東日本本部は2月10日に「第28回東日本本部委員会」を開催し、東日本本部としての「2010春季生活闘争方針」を決定する。委員会に向け、1月14日から総支部・分会と連携し、全国の職場で『中央委員会議案』および『東日本本部委員会議案』に対する職場総対話活動を展開することから、2010春闘をはじめとした『東日本本部委員会議案』のポイントを柴田事務局長に聞いた。
◆2010春闘に向けた基本的考え方
まず、中央本部方針の「①組合員の生活を維持し防衛する『総合生活改善闘争』と位置づけ取り組む②取り巻く情勢やNTTグループ各社の事業動向等を見極め、生活の維持・防衛の観点に立った年間収入の確保や非正規労働者の処遇改善に取り組む」との考えをふまえ、東日本本部として、『特別手当』要求、『非正規労働者の処遇改善』に取り組みます。
◆『特別手当』要求の考え方
『特別手当』要求は、昨年要求水準(4.5ヵ月相当)としました。また、NTT東日本グループ各社の『特別手当』制度がある契約社員等も、ほぼ同様の考え方で要求します。水準の考え方は、中央本部方針とNTT東日本グループの経営状況から判断しました。
NTT東日本の第2四半期の決算状況を見ると、営業収益の減少傾向は変わりません。営業利益は『増益』でしたが、土木設備耐用年数の見直しによる減価償却費の減や各種効率化施策によるコスト削減等の結果です。フレッツ光の純増数も踊り場を迎えており、楽観的な状況にありません。また、NTT東日本グループ各社の営業収益もほとんどがマイナスです。これは、一般市場の売上の伸び悩みと、昨年度下期からの委託費低減による結果です。このようなNTT東日本グループ全体の状況をふまえた上で、要求水準を判断しました。
◆「非正規労働者の処遇改善」と「仲間づくり」の取り組み
「非正規労働者の処遇改善」は、制度未導入会社を基本に、①自社採用社員への登用制度の確立およびキャリア形成の充実②年俸制・月給制社員の夏季休暇の充実③日給制・時給制社員の忌引・特別休暇の有給化④時間外労働等割増率の改善⑤人材派遣社員への時間単位年休の導入──を要求します。非正規労働の組合員からは、賃金改善をはじめとするさまざまな意見をいただいていますが、会社経営状況をふまえた中で、「正社員との制度上のギャップを埋める」との観点に立ち、要求を提起しました。
また、この1~3月を「仲間づくり」の集中強化期間と位置づけ、「組合員紹介キャンペーン」に取り組みます。交渉を前進させるため、多くの方に仲間になってもらいたいと考えています。
◆「人員政策」の取り組み
NTT東日本グループには、先に述べた厳しい経営状況や、首都圏市場対策、NGNへのマイグレーション──などをはじめ大きな課題が現存しています。このような中で、事業運営を支える人員政策の論議を重ねてきましたが、これまでの基本方針を踏襲した中で、一旦、労使間整理を図ることとします。
今回の労使間整理では、人材確保や配置、人材育成は、経営目標達成に向け必須であると判断し、総合会社における法人・中堅中小営業系の即戦力人材を確保することについて認識を合わせましたが、職場から出されている課題をすべて解決するには至っていません。
今後、労働組合としても課題の解決に向けた意識合わせを行ない、引き続き、人員政策に関わる細部の課題に対応していきます。
◆第22回参議院議員選挙の取り組み
第22回参議院議員選挙は、民主党の安定した政権運営に向けた重要な選挙です。そして、私たちにとっては、組織内候補「石橋みちひろ」君(比例代表)の必勝が最重要課題です。彼は、情報通信政策のみならず、国際、雇用・労働分野にも精通しています。その点からも、組織の総力を挙げ必勝を期さなければなりません。

東日本本部委員会議案。総対話日程は所属の分会・部会にお問い合わせを
◆今後の取り組み
2月10日の東日本本部委員会に向け、総支部・分会等と連携し、14日から全国の職場で総対話活動を行ないます。
会社経営状況を含め、私たちを取り巻く環境は厳しいですが、ぜひ、役員との対話を通じ、2010春闘に向けた考え方や具体的要求内容について認識を共有し、1人ひとりの力を合わせて、春闘を闘っていきたいと考えます。
各職場での真摯な討議をお願いします。