

ある雑誌で、「多くの会社では“部長以上しか知らない話”がたくさんあるが、グーグルにはそうした情報は少ない。全社員が上下隔てなく情報を共有し論議する文化が社員に創造性を発揮させ、新しい製品を相次いで生み出す原動力となる」と、グーグル流の働き方を紹介していた。
これを見て率直に反省。現在、全道県域、東京の各エリア、本社・グループ会社を対象とした「総支部・分会役員対話会」を展開しているが、文書にしてある情 報だけを共有し対話に臨むのは難しい。特に担当外のこととなれば、なおさらである。文書となった情報に隠された重みや深みの程度により、対話の質もさらに 高まり、取り組みの効果が生まれる。個性は大事だが、同じ組織の中で、考え方や方向性の違うことを各組織や組合員に伝えてはならない。私自身、全体で論議 することを促進させることで個々人に新たな知識のピースを組み合わせる作業を怠っていたのではないかと感じた。そういう中で組織強化を図り、全員の立ち位 置を同じにすることが、育成や働き甲斐にもつながるのかもしれない。
蛇足だが、だから“飲みニケーションが大事”という意見は否定しない。しかし、そこに参加できるのは、時間が許され飲みに行ける人に限られる点も、男女平等参画推進の観点から考えておかねばならない。
さて、この話。会社の中でも起きているのではないだろうか。数多くのグループ会社、多様な雇用形態や役職があるが、一体感をはぐくめない壁と言えるものが あるように映る。これによって、最終的にお客様や業績に影響するようなことがあるなら、壁を取り払うことも考えなくてはならないのではないか。
(柴田)