NTT労組新聞 東日本本部版
主張
2009年9月5日
16年ぶりの政権交代 長期的視点での支持・協力を

 16日に召集される特別国会で、民主党の鳩山由紀夫代表が第93代内閣総理大臣に選出されることが確実となった。勤労者・生活者・社会的弱者の視点に立った政治への歴史的転換が図られる。政権公約(マニフェスト)を具体的にどのように実現するのかは、これからである。

 振り返ると、1993年に7党1会派が細川日本新党代表を首相に、非自民連立政権を樹立してから16年ぶりの政権交代である。

 残念ながら、細川内閣は1年も持たず総辞職した。その原因は、①細川首相の献金問題②政治改革四法案をめぐる与党内の足並みの乱れ③国民福祉税構想の撤回④日米包括経済協議の決裂─等があげられるが、根本原因は、なりふり構わぬ自民党の政権奪回への執念と与党内の政策協議の未成熟にあったのではなかったかと思う。

 しかしながら、現在の民主党指導部の多くの人は細川内閣の発足と崩壊を経験した人であり、当然、鳩山内閣は、細川内閣の失敗と反省をふまえ、粘り強く新政権の運営にあたるものと確信している。

 また、私たちも政権交代ですべての課題が一夜にして解決されるなどという空想的な願望で新政権を見つめるのではなく、「国民の生活が第一」の社会に転換するスタートを切ったばかりであり、これからが政治構造を根本的に転換する本当の闘いであることを自覚しなければならない。

 私たちの先輩が民主党結成に尽力され、その後、多くの困難を乗り越えつつ共に歩んできた歴史をふまえ、今こそ、目先の問題だけに捉われることなく、長期的視点を持って支持・協力関係を発展させなければならないとの思いを新たにしている。

(大澤)

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