

今まで、「血圧が高い人は血圧に気をつける」「血糖値が高い人は糖尿病の治療をする」など、それぞれの病気に対して治療を受ける方法が主流でした。しかしメタボリックシンドロームは、薬による治療でデータが改善しても、土台に内臓脂肪型肥満がある限り根本的解決にはなりません。
また、子供たちも、肥満、高脂血症、糖尿病などが増加傾向にあり、現在、厚生労働省で「子供のメタボリックシンドロームの診断基準」が検討されています。運動不足、甘いものや脂っこい食事、お菓子の食べ過ぎ、夜型の不規則な生活、ストレスなど、原因は大人とほぼ同じです。今やメタボリックシンドロームは家族全員で取り組むテーマなのです。
メタボリックシンドロームの予防・解消は、まずは運動習慣の徹底と食生活の改善です。
消費エネルギーと摂取エネルギーのバランスをとり、内臓脂肪を減少させる。内臓脂肪は、つきやすく、落ちやすいのが特徴。そして動脈硬化を促進するタバコは吸わない。それでも効果があがらなかったら、医師の指導で薬を正しく服用しコントロールする。
すなわち「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後に薬」です。
(上信越総支部長野病院分会・NTT東日本信越健康管理センタ長野担当=河原田光子)