NTT労組新聞 東日本本部版
健康チェック
2007年9月1日
[31] メタボリックシンドローム【1】/健康診断と生活習慣病

hc_070901_1

 メタボリックシンドロームとは、内臓に脂肪がたまる内臓脂肪型肥満、高血糖、血圧高値、血中脂質異常……生活習慣病の危険因子を合わせ持っている状態をいいます。

 メタボリックシンドロームは動脈硬化を急速に進行させ、心臓病や脳卒中の発症リスクを高めます。心臓病を起こす可能性は危険因子をまったく持たない人と比べ、一つ持つ人は約5倍、三つ以上持つ人は約36倍に跳ね上がります。メタボリックシンドロームの診断基準(下図)を満たさなくても、『やや高め』を複数持てば、動脈硬化の危険性は高まります。

 必須項目の内臓脂肪型肥満の判定には簡便な腹囲測定が一般的です。しかし、腹囲が正常でも内臓脂肪型肥満の人もいますので、腹部CTスキャンで正確な状態を知ることをお勧めします。

hc_070901_2

 メタボリックシンドロームが怖いのは、自覚症状が少なく、検査値もそれ程悪くないため、放置してしまいがちだからです。

 そのまま放置すると動脈硬化の進行を早めますので、毎年の健康診断を必ず受け、メタボリックシンドロームを予防するために生活習慣を見直すことが大切です。

 『異常なしで良かった』ではなく、前回と比べるなど、数値の傾向を把握することは、メタボリックシンドロームに限らず自分の健康を守るためにも大切なことです。

(上信越総支部長野病院分会・NTT東日本信越健康管理センタ長野担当=堀江麻子)

このページの先頭へ