

血圧は心身の状態、季節や一日の行動によっても変動します。最近は、家庭用血圧計の普及に伴い、自分で測る家庭血圧が「白衣高血圧」や「仮面高血圧」などの判断に有効となっています。
「白衣高血圧」とは、家庭血圧は正常ですが外来血圧が高くなるタイプで、通常すぐに治療は要しません。
「仮面高血圧」は「白衣高血圧」とは反対に、外来血圧は正常ですが朝や夜の家庭血圧が高血圧状態になり、治療が必要なタイプで、40歳以上の約10%が「仮面高血圧」とういう報告もあります。
高血圧予防のためには、よい生活習慣を身につけることと定期的に血圧を測定することが大切です。
家庭血圧の測定は朝は起床後、排尿してから、朝食や服薬の前、夜は就寝前などと、いつも同じ条件で測定することが望ましいです。測定結果は記録しておき、家庭血圧の基準値(収縮期血圧135mmHg以上または拡張期血圧85mmHg)を超える日が続く場合は専門医に相談しましょう。自己測定する場合は、測定精度の面から上腕用の血圧計がお勧めです。
高血圧の人、まだ高血圧でない人も普段から家庭血圧を測り、自分の本当の血圧を知っておくことが大切です。
(北海道総支部札幌病院分会・NTT東日本札幌病院健康管理センタ=荒木文枝)